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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2010年09月01日発行
消化器内科部長 須永 雅彦
M-eye No.8 ピロリ菌とは
正式名は、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori、以下HPとします )といいます。
胃炎、消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)を引き起こす、最も一般的な原因菌です。

1983年に、オーストラリアのマーシャル・ウオーレンの両博士が、初めて慢性胃炎患者さんの胃粘膜から菌を見出しました。
わが国では、特に母子感染が重要との報告があります(離乳食の口うつしなど)。また井戸水からの感染も報告されています。
HPは感染後、べん毛を使って移動し、胃粘膜表面にある粘液下に潜り込みます。ウレアーゼという消化酵素で、アンモニアを作り、胃酸を中和するので、胃内で生息することができます。

ヘリコバクター・ピロリに感染すると

HPに感染した場合、多くは慢性胃炎へ移行しますが、一部の患者さんは消化性潰瘍に進むとされます。またHP感染者から、およそ5%/10年の方が胃癌を発症するとされます。動脈硬化、冠動脈性心疾患、特発性血小板減少性紫斑病、胃MALTリンパ腫との関連も指摘されています。

感染の診断・治療

診断は、上部消化管内視鏡を受けたときの生検を利用(迅速ウレアーゼ)、便中HP抗原(HPの蛋白質を検出)などがあります。
治療は、PPIという胃酸分泌抑制薬と、2種類の抗菌薬を合わせて、1週間内服しますが、およそ70〜80%の方で、菌が消失します。HPに消化性潰瘍を合併した場合は、保険適応があります。菌が消えたかどうか、尿素呼気試験で判定します。

上腹部痛など長引く症状のある方、消化性潰瘍を指摘されたことがある方は、ぜひ消化器内科、外科にご相談ください。


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意外に見過ごしてしまう?! 怖い糖尿病の合併症「神経障害」
2010年09月01日発行
臨床検査課 生理機能検査室 

皆さんは、糖尿病の合併症と聞いて何を思い浮かべますか?
眼の病気「白内障」、腎臓の働きが悪くなり進行すれば人工透析が必要になってしまう「腎症」、または、動脈硬化が進んだことによる「心筋梗塞」、「脳卒中」などでしょうか?
しかし、最も高頻度でおこる合併症の一つに糖尿病による糖代謝異常が引き起こす「糖尿病性神経障害」があるのは意外と知られておりません。

どんな症状でしょうか?

症状は、手足のシビレ、痛い冷たい感覚が鈍くなる、下痢や便秘、インポテンツ、異常に汗をかく、胃腸障害、など様々です。
こうした症状は自覚するのがとても難しく、見過ごされがちです。したがって、気がついた時には、病状が進行している事がとても多いのがこの合併症の怖い所です。

<b>神経伝導検査の様子</b><br />
身体の一部に微弱な電流を流し、神経からの信号を取り出し、解析して末梢神経の機能を調べています。
神経伝導検査の様子
身体の一部に微弱な電流を流し、神経からの信号を取り出し、解析して末梢神経の機能を調べています。

検査方法について

検査法は、1つではなく、原因によって適切な検査が違います。
 
当院検査課では、末梢神経の検査として
  1、 神経伝導検査
  2 、CPT(電流知覚閾値)検査
という2つの検査を主に行っております。


あなたがもし、糖尿病と診断されたなら、お早めに、糖尿病神経障害の検査をお受けになることをお勧めします。
まず、主治医の先生にご相談してみて下さい。


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