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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2011年05月01日発行
放射線科 部長 荒瀬 佳子
M-eye No.16 放射性物質による水・食品の汚染について
福島原発事故の影響から自分や家族の身の安全を守るためにはどうすればよいかについて少しお話したいと思います。

現在公表されている水や食品の暫定基準は、今回の事故を受けて一時的に設定した数値である事をご存じでしょうか。
現在の飲料水(水道水)の暫定基準はヨウ素(I-131)は1リットルあたり300ベクレル、セシウム(Cs-137)は200ベクレルとなっていますが、事故前の飲料水(水道水)中のガイドラインはヨウ素(I-131)・セシウム(Cs-137)ともに10ベクレルであり、現在の暫定基準は事故前と比べ、かなり高い値になっています。 暫定基準は専門家が協議して決めた値であり、ある一定の安全性を確保するものではありましょうが、100%の安全を保障するものではありません。
そもそも放射線被ばくによる発癌性には、閾値(これ以下ならば安全)という値は存在せず、被ばく量に比例して発癌のリスクは高くなることが知られています。その正規確率係数は7.3*10-2/Svで、例えば1年間に100mSv(ミリシーベルト)を被ばくすると、発癌の推定生涯リスクは1*10-2 即ち1%となります。年間50mSv(ミリシーベルト)ならば、リスクはその半分の0.5%と予測されます。よって被ばく量を少しでも減らす事が発癌のリスクを減らす事につながります。

上で述べた〈暫定基準値〉と〈日本人の平均摂取量〉から計算した、〈水・食品による年間の被ばく量〉は、最大で約20msv(ミリシーベルト)と言われています。これは、摂取した放射線物質が直ちに体外に排泄されると仮定した場合の値であり、実際は体内に残存するセシウム(Cs-137)などによる被ばくが加算されるので、もう少し大きい値になります。年間20mSv(ミリシーベルト)という値は、法律で定められている放射線作業従事者の被ばく限度(5年間で100mSvなので、平均すれば年間20mSv)に相当します。この値を多いと感じるか、案外大したことない、と感じるかどうかは個人で違うと思います。ただ、放射線作業従事者の被ばくにしても、CTやレントゲン検査による被ばくにしても、何らかの目的の為の被ばくであり、一方、今回の事故による被ばくはなんらメリットのない無駄な被ばくである、ということは、きちんと区別すべきだと思います。

食品添加物や残留農薬などと同様に、放射性物質により汚染された食品をどこまで受け入れるか、あとは各自の判断になると思います。その判断の一助になれば幸いです。


2011年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆様、関係者の方におかれましては、心よりお見舞い申し上げると共に一日も早い復旧をお祈り申し上げます。


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転倒について
2011年05月01日発行
リハビリテーション課 

転倒について

みなさんは年間にどの程度の方が転倒してしまうかご存知でしょうか?
ある報告によりますと、地域在住の高齢者の20%前後が一年間に転倒してしまうそうです。転倒はときに手術を必要とする骨折を引き起こすことがあります。また外傷を伴わなくても、転倒恐怖のため家に引きこもってしまう場合があり、昨今問題になっています。

では転倒しないためには、どのようなトレーニングが有効なのでしょうか。ひとつの研究によれば、バランストレーニングが特に効果があったという報告がなされています。しかし高齢者の身体機能は個人差が大きいのが特徴です。よって筋力トレーニングや歩行トレーニングが有用な方もいらっしゃいます。それこそ“バランス”よく、様々なトレーニングを組み合わせながら行うのがよいのでしょうね。
現在、各地において転倒予防教室が開催されています。ご興味のある方は参加してみるのもいいかもしれませんね。


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