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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

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http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2012年07月01日発行
外科 松田 充宏
M-eye No.30 雪の中の白うさぎ〜乳がん検診の限界

肺がん検診の胸部レントゲンや、乳がん検診のマンモグラフィー(乳房のレントゲン検査)では、影は白くうつります。
正常な肺は黒っぽく見えます。肺のほとんどが空気なので、レントゲンを通しやすいためです。肺がん検診では、その中に白い影をつくる、がんを探します。
肺の一部は骨や心臓などに重なります。がんがあってもわかりません。肺がん検診の限界です。そのことをご存じの方は多いようです。人間ドックでも、肺のCT検査は人気があります。
でも、乳がん検診のマンモグラフィーで、がんがうつらないことがあるのをご存知の方は、まだ少ないように思います。

乳房には骨も筋肉もありません。乳房を構成しているのは、乳腺組織と脂肪です。乳房は柔らかく、肺と同じようにレントゲンが突き抜け、乳がんは必ず白く見えるはずだ、と思ってしまいそうです。 
しかし、残念ながらそうではありません。脂肪はレントゲンを通しますが、乳腺組織は濃淡の差はあれ、レントゲンでは白く写ります。そのため、乳腺組織が多い乳房では、乳房全体が白っぽく現像され、がんが見わけにくくなります。ある教授は、「雪の中で白ウサギをさがすようなものだ」とおっしゃっています。
肺がん検診の胸部レントゲンで、肺の前にある乳腺組織が白く写って邪魔をしないのは、レントゲンの撮り方が違うからです。だからと言って、乳房を肺と同じように撮影すると、乳がんもちゃんとうつりません。

マンモグラフィーが威力を発揮するのは、脂肪の多い乳房です。
乳房は年齢とともに、乳腺組織がまばらになって、脂肪が増えていきます。脂肪はレントゲンをよく通すので、一般にご年配の方の方が、マンモグラフィーでがんを見つけやすくなります。
千葉市では、40歳以上の方の乳がん検診を、マンモグラフィーで行っています。しかし、40歳以上でも乳腺組織が多い、「雪の野原」や「残雪の多い野原」の方は少なくありません。マンモグラフィー検診で「異常なし」でも、白い乳腺組織の影にまぎれて、がんが見えないだけかもしれません。

では、超音波検診なら大丈夫でしょうか?
千葉市では30代の方の乳がん検診を、超音波で行っています。30代では、乳房に脂肪が少なく、ほとんどが乳腺組織で埋まっている方が多いためです。超音波検査はマンモグラフィーとは反対に、乳腺組織の多い乳房を得意とします。がんは黒くみえます。超音波はマンモグラフィーと同様に、しこりとして触れない乳がんも、見つけだすことがあります。
しかし、脂肪なども黒く見えるので、紛らわしいことがあります。また、乳がんは石灰化を伴うことがありますが、石灰化はマンモグラフィーの方がみつけやすいです。

以上のように、マンモグラフィー検診にも、超音波検診にも、限界があります。検診を受けることは大切ですが、その限界を心にとめておいてください。
限界があるから、マンモグラフィー検診や超音波検診だけに頼らず、自己検診をすることが必要です。
検診と検診の間に、自己検診で乳がんが見つかることがあります。専門的には「中間期乳がん」と呼びます。検診の網の目をすり抜けた乳がんが、触ってわかるようになって見つかるのです。
自己検診のポイントは、気楽に、しょっちゅう、くまなく、触り方を変えて行うことです。
「仰向けになって、背中にタオルを入れて胸を突き出し、上から下へ・・・、いつも同じやり方で・・・云々」などとネットや本にかいてあります。参考にされてもといいと思います。
しかし、自己検診をされない方に、やらない理由をおききすると、
 「難しくてできそうにない」
 「自分がやってもきっとわからない」
 「怖いのでやりたくない」
と、自己検診に対して、特別に身構えてらっしゃる方が多いように思います。
難しく考えないで、生活の一部として、できることをやればよいと思います。たとえば、お風呂では、乳房を手で洗うだけでも触診になります。ついでに上から見えない乳首の下を、鏡に映してみてください。
時には、「砂地の中の貝を探すように」まさぐったり、「カーペットの下にもぐりこんだ、ブローチを探すように」手のひらでペタペタ押してみたりされると、なおよいです。
自己検診で、新しくできたしこり、へこみ、消えない皮膚の赤み、乳首のただれ、乳汁分泌など見つけてください。おかしい、と思ったら、乳腺外来や外科外来を受診してください。痛みは通常は乳がんの症状ではありませんが、外来で診察や検査をうけることはできます。

乳がんをみつけるためには、人間ドックを受けるという方法もあります。人間ドックでは、マンモグラフィーと超音波検査のどちらでも受けられます。
自己検診は自信がないし、乳腺以外の検査はよそで受けているし、とお悩みの方は、受付にお声をかけてください。スタッフが医師らと相談して、最善の解決法をご提示します。
乳がんの発見に、色々な形で当院を活用していただければ、と思っております。


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健康的なダイエット
2012年07月01日発行
 健康スポーツセンター

薄着になる夏場に向けて、あるいは増えすぎた体重を気にして、ダイエットに取り組もうと考えている方が多いかもしれません。しかし、世の中に出回っているダイエットの情報には誤った情報が非常に多いです。
ダイエットには、特効薬はありません。また、その効果が出るには時間を要します。大事なことは、適切な食事と運動を継続し、体脂肪を落とすことです。

食事では、3つの「あ」を控えましょう。
1つ目は「あぶら」。脂肪が多いバラ肉やひき肉を避け、とり肉は皮を外す。また、サラダが良いからといっても、マヨネーズやドレッシングは大さじ一杯で約100kcalもあります。
2つ目は「甘いもの」菓子パンや和菓子、洋菓子を食間に食べるなどもっての外です。
3つ目は「アルコール」。

運動は筋トレと生活活動量。
筋肉は加齢と共に年1%ずつ減少します。代謝量も同時に減少することで、太りやすい状態になります。これを防ぎ、代謝を上げるためには筋肉を鍛える必要があります。活動量は簡単に言えば歩数。生活の中でも、なるべく身体を使い、動かし活動量を増やすことが重要です。それでも体重が増えるということはエネルギーの摂り過ぎです。夏場は水分量の減少が激しく、日々の体重の変動が大きくなるので御注意ください。

何事も近道はありません。食事の質と量、活動量に注意しながらコツコツと体質改善に努め、太りにくい健康的な身体を作ってください。
まずは毎朝、体重を量ることから始めましょう!(測定はトイレの後、朝食をとる前に量ると変動が少ないです)


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