病院案内

診療担当表

休診のお知らせ

インフォメーション

医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2012年10月01日発行
内科 部長 山本 和利
M-eye No.33 食中毒

食中毒とは?

原因となる細菌やウィルス、それらによって作られる毒素・化学物質・自然毒が食品に付着して体内に取り込まれることによって起こる健康障害です。中でも、細菌やウィルスなど、微生物による食中毒が発生件数の中でも多くを占めています。
主な症状は、腹痛・嘔吐・下痢などですが、原因となった菌や個人差などによっても異なります。一般に、食中毒の原因となる細菌などは高温多湿を好むため、夏に多く起こります。

食中毒を起こす食品とは?

食中毒を起こしやすい食品としては、まず肉類・魚介類・卵およびそれらの加工品などの生鮮食品が挙げられます。特に加熱していない料理に多く見られます。


【食中毒の主な原因となる細菌】
サルモネラ食肉や卵が汚染されていることがある
腸炎ビブリオ海水中に生息しており、夏季の魚介類からよく検出される
カンピロバクター家畜(特に鶏)やペットなどの動物に生息している
病原大腸菌(O157等)動物の腸管に多く生息している
ノロウィルス汚染された河川や海水を取り込んだ2枚貝(牡蛎、ハマグリなど)が汚染される
黄色ブドウ球菌人の皮膚にもしばしば見られ、化膿を起こす代表的な菌

食中毒の起こる原因とは?

食中毒を防ぐためには、細菌を食品などに「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」「やっつける(殺菌する)」という3つが原則となります。

①つけない
 ・調理の前には石鹸で丁寧に手を洗う
 ・肉、魚、卵などを扱った後には手を洗う
 ・生肉や魚を切った包丁やまな板は熱湯や塩素系漂白剤で消毒してから使う
 ・生肉を扱ったトングや箸などは焼き上がった肉やサラダなどを食べる時には使わない
 ・食品の保管の際には、密閉容器に入れたりラップをかける
②増やさない
 ・低温で保存する(冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下、入れ過ぎない)
 ・生鮮食品は早めに冷蔵庫へ入れること
 (※冷蔵庫へ入れても菌はゆっくりと増殖するため、早めに食べることが重要)
③やっつける(殺菌する)
 ・肉や魚は勿論、野菜なども加熱して調理する食品は十分加熱する
  特に肉料理は中心までよく加熱する(残った食品を温めなおす際も同様)
 ・包丁、まな板、布巾、スポンジなどの調理器具は、使った後すぐに洗剤と流水でよく洗う
  特に肉、魚、卵などを使った後の調理器具は洗剤でよく洗ってから熱湯をかけて殺菌する
 ・手に付着した細菌やウィルスは水で洗うだけでは取り除けないため、指の間や爪の中まで石鹸を使ってよく洗い、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かす

食中毒にかかってしまった場合、感染してからある一定の潜伏期間の後に嘔吐・下痢などの症状が現れます。症状が軽ければ家庭での水分補給で回復しますが、症状が改善しない場合は早目に病院を受診してください。

参考資料:家庭でできる食中毒予防の6つのポイント (厚生労働省)(PDF:670KB)


⇒メディカルEYEバックナンバーはこちら

当院の透析療法最新情報(患者様のニーズにお応えできるには)
2012年10月01日発行
臨床工学課 

維持透析が長期に及ぶ合併症には「関節の痛み」「しびれ」「痒み」「痩せ」「貧血」などさまざまな症状があり、さらに、透析毎の極度の疲労感は患者様のより快適な日常生活の低下につながる可能性があります。
当院では、様々な合併症の改善、快適な日常生活の確保の実現を目指し、「クリーンな透析液」の提供と、長期合併症に対して近年有効性が明らかになりつつある新治療法‘オンラインHDF(血液濾過透析)’を開始しました。

オンラインHDFとは?

・オンラインHDFとは、血液回路を介して大量の透析液を注入し、通常の血液透析の拡散原理で除去しきれない分子量の大きい尿毒素を、濾過の原理も加えて積極的に除去する治療法です。
・この治療法は、近年、長期に及ぶ透析患者様の合併症に対して有効性が明らかになりつつあり、厚生労働省より2008年に認可された新しい治療法です。
・オンラインHDFは、認可された専用のオンライン透析装置を用いて、かつ、厳しい水質基準をクリアした施設のみ行える治療法です。

オンラインHDFで期待される臨床効果

・通常の血液透析では除去困難な分子量の大きな尿毒素や蛋白結合性尿毒素の除去にすぐれ、透析アミロイド症の関節痛やイライラ感、不眠、痒みなどの改善効果が期待されます。
・透析中の血圧が下がりにくくなる効果も期待できます。また、普段の血圧が落ち着いてきて降圧剤を減量する効果が期待できます。
・体内で有用なアミノ酸の漏出の抑制や食欲抑制物質(レプチン)などが除去され栄養状態の改善効果が期待されます。
・エリスロポエチン阻害物質の除去や赤血球寿命の延長効果によって腎性貧血の改善効果が期待されます。

当院の水質検査結果

オンラインHDFを実施するためには、日本透析医学会が定めた透析液水質管理基準をクリアする必要があります。現在当院の水質検査では透析液作成装置、透析患者監視装置、オンライン補充液で、エンドトキシン・細菌数は高水準でクリアし良好な結果が得られています。

オンラインHDF患者監視装置(100NX)
通常の血液透析及びオンラインHDFができます。また透析中の除水量に応じて急激な血圧低下を予防するシステム(ブラッドボリュウム計)が組み込まれており、より安全な透析治療が可能となっています。

ダイアライザーが高齢透析導入患者様の予後に与える影響

近年透析導入患者様が年々高齢化傾向にあります。透析治療を行う上で使用するダイアライザー(腎臓の代用となるフィルター)には様々な種類があり、この度、高齢(70歳以上)の透析患者様の生命予後およびQOL(生活の質の向上)関連項目について、適切なダイアライザーを評価する研究が開始されました。全国で約300施設が参加しており、当院も微力ではありますが、参加し今後の高齢者患者様における透析治療のエビデンスの確立を目指しております。


⇒メディカルEYEバックナンバーはこちら