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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

メディカルEYE

2013年07月01日発行
脊椎脊髄センター 医長 河野 裕
M-eye No.42 骨粗鬆症性椎体骨折の新しい治療法
脊椎圧迫骨折によってつぶれてしまった椎体を、骨折前の形に近づけ痛みをやわらげる新しい治療法を紹介します。

【骨粗鬆症、脊椎圧迫骨折について】

現在,わが国には約 1,300万人の骨粗鬆症の患者さんがいると推定されています。特に女性は,閉経により女性ホルモンが減少すると骨密度が急速に低下します。骨密度の低下が進むと骨折を容易に起こしやすくなり、特に頻度が高いのが,背骨(脊椎)の骨折です。
「脊椎圧迫骨折」とは,脊椎が押しつぶされるように変形してしまう骨折で,最近は骨粗鬆症性椎体骨折とも言われており、3人に1人は発症時に強い痛みが生じるといわれています。今までは、安静により治癒する予後良好な骨折と考えられていましたが、近年の研究では予後不良な症例も多いことがわかってきました。つぶれた椎体は元に戻らないため,そのままにしておくと背骨全体のバランスが崩れ,他の椎体にかかる負担が大きくなります。また、椎体がひとつ折れると,1年以内に次の骨折が発生しやすいという研究報告もあります。

【骨粗鬆症性椎体骨折の治療法】

保存治療が原則であり、コルセットやギプスを装着したり、ベッドの上で安静にしたりします。また、痛み止めや、骨粗しょう症のお薬を使用します。コルセットを巻いたまま生活する必要があるため日常の活動が制限され、長期の入院が必要になることがあります。
また、長期間、ベッドの上で安静を保っていると御高齢の方では著しい筋力低下や見当識障害が発生することもあります。

【新しい治療法】

Balloon Kyphoplasty【バルーン カイフォプラスティ】(略して「BKP」と呼ばれています)は、1990年代にアメリカで開発された、新しい治療法です。日本でも治験を行い、その安全性と有効性が確認され、2010年2月に厚生労働省の承認を得て、2011年1月より公的保険が適用されるようになりました。
脊椎圧迫骨折によってつぶれてしまった椎体を、骨折前の形に近づけ、椎体を安定させ、痛みをやわらげる治療法です。
BKP治療には、バルーン(風船)状の手術器具や医療用の充填剤(骨セメント)を使用します。
BKP治療の特長は、短時間の手術(約1時間以内)で、早期に痛みの軽減が行えること、生活の質(QOL)の向上が期待できることです。
骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折の患者さんで、十分な保存的治療によっても体動時の背中の痛みが改善されない方がBKP治療の対象になります。ただし、骨折した骨の数や形、全身の健康状態等によっては、 BKPを安全かつ有効に行なうことができないためにBKP治療の対象とならない場合もあります。また、BKP手術が終わっても、しっかりと骨粗しょう症の治療を続けて、さらに続発する骨折を予防することも非常に重要です
このように、BKP治療は低侵襲で日常生活への早期復帰が期待される手術法ですが、脊椎外科の専門知識を持った医師が特定のトレーニングを修了し、必要な設備の整った施設で実施することが規定されており、当院はその施設に認定されています。どうぞお気軽にご相談ください。


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電子機器の医療機器への影響は?
2013年07月01日発行
 臨床工学課

現在、院内での携帯電話等の使用が制限されています。何故でしょうか?
院内には数多くの医療機器が作動しています。また、ペースメーカを使用されている方々の来院も少なくありません。
医療機器・ペースメーカの近くで、携帯電話を使用し誤作動が生じる可能性が指摘され、現在では全面禁止、使用区域制限を行っている医療機関が殆どです。
では本当に、障害が起るのでしょうか。

総務省は、平成12年度から電波の心臓ペースメーカ等の埋め込み型医療機器への影響に関する調査を行っています。その結果、平成21年度に、心臓ペースメーカ等の埋め込み型医療機器の動作に影響を与えない事が確認され、22年度5月改訂の指針では、第2世代携帯電話端末の一部の機種が植え込み型医療機器へ影響を及ぼした距離が15cmであり、安全率を加えて「22cm」、と設定しています。
現在使用されている携帯電話端末は、殆どが第3世代携帯電話端末になってきています。第3世代携帯電話端末は、8cmまで近づけないと影響しない調査結果があります。これは、一番影響が懸念されている埋め込み型ペースメーカに対する見解ですので、他の医療機器にはさらに影響が少ないと考えられます。

また、医療従事者は院内でPHSを使用しています。これは、周波数が低く、尚且つ院内に通信アンテナを設置して使用していますので、医療機器に全く影響を与えないとされています。

これらの結果により、携帯電話の医療機器に与える影響は少ないのですが、社会的モラルの観点から集団内での使用は差し控えるべきと考えられます。
当院では、携帯電話が使用できるエリアを通話使用指定区域として外来待合エリア・各病棟談話室等に設けてあります。ご使用の際は指定エリア内での使用をお願い致します。
また、新館2階病棟は、心臓・循環器専門病棟になり、ペースメーカを使用している患者様、医療機器を多機種使用している患者様が大勢いらっしゃますので、「全面禁止」とさせていただいております。ご協力をよろしくお願いいたします。


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