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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
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午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。
初期臨床研修医案内:研修インタビュー

3階第1病棟(内科・救急科・リウマチ科・消化器内科・眼科・皮膚科)勤務:園田 美幸さん/赤嶺 亜紀さん/ 自身が考える看護のかたちを実践するために―。〜大切にしたい「なぜ?」の姿勢〜

当院では、平成23年3月に初めて初期研修医第1期の修了生を送り出しました。今回は当院で現在活躍している、第2期生(研修2年目)と第3期生(研修1年目)に臨床研修病院として、職場のことや学生時代に研修先病院を探したときのことなどお話を伺いました。

――早速ですが、まず簡単な自己紹介と、学生時代に目指していた診療科や今目指している診療科について教えてください。

泉対:研修2年目の泉対(せんつい)信賢です。僕は学生時代から、心臓血管外科を目指しています。こちらの病院は心臓血管外科の手術にも盛んに取り組んでいるので、そこに進みたいと思い目指してきました。

木下:研修2年目の木下雅勝です。入職前に考えていたのは脳神経外科です。院長先生が脳神経外科の先生で、面接の時に色々良い話を聞けました。

堀江:研修1年目の堀江義明です。私も脳神経外科医になりたくてこちらに来ました。神経診断学というのはクリアカットでいいですね。大学2年の時に解剖をして興味を持った臓器は脳と心臓だけでした。
まだまだ未知の部分も多いので研究に取り組みたくなった時にもいいんじゃないかと思いました。

西村:研修1年目の西村光司です。
私の場合は将来的に、僻地診療の一端を担っていけたらという思いがあります。そのために必要なステップとして、まず腹部外科をやりたくてこちらに決めました。次に学びたい救急診療にも当院は積極的に取り組んでいるので、たくさん経験が出来そうな点も魅力でした。

研修医がまだ3期目の若い指定病院だからこそ、自分のモチベーションに合わせて頑張れる。

――研修1年目のお二人へ質問です。
入職されて2ヵ月が経ちますが、入職前のイメージと入職後のイメージで職場の印象は変わりましたか?

西村:学生の時、院長先生や研修管理責任者の先生と面接終了後に、第1期生の三岡先生(初期研修終了後、泌尿器科にて後期研修中)と2時間半位、話す時間をいただきました。
その際に教えて頂いたことは、「診療科間の垣根がないから。やりたいようにできるよ。」ということだったんです。実際に入職してみたら思っていた以上に皆さん親切で楽しくて、各科の垣根がないことが全体的なアットホームさを出している、と思いました。ここに入ってよかった!といいつも話しています。

堀江:私も同じように見学の際に、先輩方から伺っていて、特に印象に残っていたのは「自分のモチベーションに合わせて頑張れる」ということでした。
実際に入ってみると本当に垣根が低くて「先輩の先生たち皆が指導医」という雰囲気が強いです。

その時に回っている診療科でなくても「こんな手術があるけど入って見る?」と声を掛けて下さったり、色々な経験をさせてもらっています。自分のモチベーションに合わせて頑張れる、という所もその通りだなと思います。イメージと違って苦労している他の病院の友人もいますので、入職前に描いたイメージと一致しているというのはとても大切なことだと思います。

――自分のモチベーションに合わせて頑張れる・・・とは具体的にどういう事ですか?

堀江:そうですね。例えばですが、当院の初期研修プログラムでは始めに内科を3ヶ月間回りますよね。病棟では(1)自分の担当患者を持ち、(2)外来で予診(問診)を取り、(3)内科当直を行うという3つが主業務です。
初期の研修プログラムで、その業務にどこまで立ち入るか?ということになりますが、モチベーションに合わせてというか、「本人のやる気」に応じて業務を行う事が出来るという事です。

担当患者さんを持つ場合でも検査オーダーの入っている患者さんについていき、一緒に先輩の手技を検査中に見ることもできますし、朝の採血も自分でしようと思えば出来る。その他にも、ある程度プランニングして先生に進言して先生が認めれば実行出来ますし、外来の予診取りでもプランしてアセスメントして、それを指導の先生のOKが出れば自分で実施できる。当直帯でも自分の意見に対しそれが患者さんのためになると指導の先生が判断すれば自分の考えるプランを実施することが出来ます。

西村:大学病院など何十人も研修医がいるところはどうか分かりませんが、1年目のこの時期にここまで研修医が指導の先輩医師に意見を言えてそれを受け止めてもらえると言う環境は、なかなか無いと思いますね。

堀江:書類書きばかりさせられるとかもありませんし、自分のモチベーションに合わせて進めることにより、更にモチベーションがアップします!

自分の目で確かめ、病院の方と話をしてみる。簡単なことの様だが、一番ミスマッチを防ぐ―。

――研修病院を選択するのは、いつ頃から動きどのような視点で選んだのか、皆さんのリクルート活動を教えてください。

泉対:都内の病院や有名病院は4・5年生から動く方が多いようです。
5〜10回ぐらいは行かないといけないと聞いています。僕は6年生の5月頃に開かれたイベントから動き出しました。 僕の場合は外科ができるところを・・・と考えていたので、6か所の病院を回りました。見学と試験は一緒でしたね。見学に行って、そこの病院で何ができるか聞いて、雰囲気とか処遇とかを見ました。
いくつかの病院で迷いましたが、実家が千葉市内なので地元に戻りたいという想いもあってここに決めました。

木下:僕も6年生の春からでした。
出身が関西、大学が九州でしたので、次は関東に住みたいというのが夢でした。
先輩からの評判が良かった病院を何か所か回ってみました。この病院は、1学年上の先輩が研修医1期生として入っていたので、様子もあらかじめ聞いて安心できましたし、外科系で脳外科に強い病院を選びたいという希望ともあっていたので選びました。

西村:私は、地元(鹿児島)に残るか、地方のメイン地区(九州だったら福岡)か、関西・関東に行くか、だいたい3つの選択肢で考えました。同じ大学の友人達の中では、東京に興味のある人だけがフェアに行っていた様です。
私自身は5年の夏と6年の春に病院を回って絞り、6年の夏は受験するだけでした。関東で、「救急」が盛んで「腹部外科」ができるところを、救急車の台数や症例を目安に絞りました。最終的に、実家が引っ越しをした関係もあって、車で15〜20分の千葉市内の病院の中から実際に行ってみて雰囲気の良い病院として、こちらに決めました。

堀江:病院選びは、大学病院か市中病院か、地元か否か、都内か地方か。
この希望によって選択は分かれると思います。僕は地元(千葉)に帰りたかったし、自分自身の方向性が見えていたので市中病院が良かった。4年になる前の春休みからフェアに参加し、結局10病院くらいは見ました。決め手となったのは、やはり西村先生と同じで病院の雰囲気です。まず自分で足を運ぶことを学生の皆さんには進めたいです。

フェアには2〜3回参加し、時間内はずっと回りました。名前を書いて説明を聞き、その場で訪問のアポイントを取りました。さっき言い忘れた選択として、有名病院かそうでないかという目線もあると思います。有名病院ももちろん見学に行きましたが、行けば見えてくるところもありました。あまりガツガツしないほうがいいなとか・・・。ともかく面倒くさがらずに実際に足を運んでみる事がミスマッチを防ぐ上で、とても大事だと思います。

――初期研修先の病院を決める際に、後期研修も引き続きできる病院を選ぶのですか?

西村:現時点では、「後期に入ることは専門に入る」というイメージがあるので、初期は初期、後期は後期と分けて考えています。

堀江:たぶん大部分の人は前期と後期を別に考えていると思いますよ。
僕の場合は後期を見据えた前期研修病院選びということで、後期研修に残りたくない病院には当然初期研修にも行きたくないという思いで探しましたが、この先、結果として始めの希望科と3年目に選ぶ科目に違う場合があってもいいと思っています。

――現在2年生のお二人は、進みたい希望科に変化はありましたか?

泉対:僕の場合は、進みたい診療科がある病院に初期研修に行き、自分に合っていれば後期も残るつもりで入ってきています。希望の心臓血管外科は別として、外科は学生の時に回った時とイメージは一緒でした。外科以外でよかったと思ったのは麻酔科ですね。先生やスタッフの雰囲気も良くて仕事内容も面白かなと思いました。

木下:私も良ければ残りたいと思って入りました。研修だとどこまでも楽しいので、各科とも回ってみると楽しいです。希望している脳神経外科は先生たちの雰囲気がいいなぁ〜と思っています。実家が兵庫県なのですが、両親から帰ってくることを望まれると無視できない面もありますし、帰るタイミングは色々と考えています。

――当院の教育カリキュラムについて教えて頂けますか?

泉対:1年目は必須の内科・外科・救急科をまわりました。2年目はいよいよ自由選択で8ヶ月間のプログラムを自由に選べるので、自分の興味に従って選びました。麻酔科2ヶ月とか・・・。それと、今年度から「初期臨床研修カリキュラム」として系統だったプログラムで39項目の勉強会も始まりましたね。

西村:週に1回ですが、まだ始まったばかりですので、勉強会を受け持つ先生方がそれぞれどういう風にやっていかれるのかまだよく分かりませんが、基本の形式はプレゼンテーション方式なので大学の授業と似ています。でも、随所に先生の経験や専門が盛り込まれ、オリジナルの内容が出てくるので、それがとても勉強になります。

堀江:この間の外科の佐々木先生は、「北斗の拳」みたいでしたね。

泉対:あ〜確かに!(笑)
その勉強会は「胸部の診察」がテーマだったんですが、レントゲンなどの機械がなくても自分の耳で胸の音を聞き分ける方法を知っている必要がある、ということで、聴診の実技でした。その際に40か所も指でトントンと打診するんです。その中で音の変化を聞き分ける。

堀江:教科書にももちろん載っていないし、びっくりしましたね。

木下:佐々木先生は普段から僻地診療に行っているからね。実際に行った時は機械が無いからこの方法で診療するって言ってました。先日の東日本大震災の時にも病院からの医療救護班の第1班として東北に行っていますしね。

西村:僕は僻地診療を目指していることもあり、先日も色々話を伺い、アドバイスしていただきました。

泉対:あと救急に関するプログラムも豊富だと思います。まず「救急医療勉強会」があります。これは毎月開かれている勉強会で、研修医と看護師だけでなく、近隣の救急救命士さんや消防士さんも一緒に勉強をしています。救急隊さんから出る質問も現場ならではの疑問で、勉強になりますね。

木下:救急蘇生のICLSコースもあるんですよ。
日本救急医学会公認のコースが年3回開催されるから、参加しやすいです。
興味があればインストラクターになるための勉強も参加できるしね。
研修医2年目の必修科目なので、僕たちも6月に参加します。そういえば参加費は病院が学会・研究費として負担してくれるんだって。

ドキドキの当直―。

――研修医の先生方にとって「当直」は大きな選択要素なのでしょうか?

西村:わたしは救急を勉強したいと考えていたので、救急と当直の回数は、選ぶ要素の一つでしたね。

堀江:私は事前に何回か訪問し、泊り込んで当直の見学もさせていただきました。

泉対:夜勤は回数とバックアップがしっかり取れているかというのを聞いてくる後輩が結構いますね。
夜勤はやりたい人はやりたいし、僕の友達には夜勤が絶対ないところに行くと決めている人もいました。人それぞれですね。

――2年目の先生は一人で内科当直をこなし、1年目の先生は当直補助になりますが、初めての当直は、いかがでしたか?

西村:正直怖かったです。国家試験が終わった後、研修医になるまでに読むべき本と言われている「研修医ご法度」を読んでいました。

堀江:私も始めは、どんな患者さんがくるか、自分がどんなことをしなくちゃならないのか、分からないところからスタートしたので怖かったけれど、今はもう大丈夫です。内科当直補助といっても、外科当直の先生にもつきます。

西村:そうですね、先日の当直では内科1件、外科4件でした。内科当直の補助で入っても、今日当直なので宜しくお願いします、と言っておくと呼んで頂ける。診たいものは全部診られるようになっています。

木下:僕は、2年になって初めて内科当直を一人で請け負った夜、来るべきものが来た!という感じでした。アナフィラキシーショックの患者さんがいらして、もう本当に怖かったです。その方は無事に退院されて今もご健在だと思うんですけど。土曜日でしたが、当直の脳神経外科の先生に助けていただきました。すぐ応援に入っていただいて、その後にはバックアップドクター(2年目当直医の相談役の内科系医師が決まっています)も夜中の1時なのに出勤して来てくださいましたし、ご家族への説明は、外科系当直に入っていたその日のリーダーの先生が対応して下さいました。先輩の先生方が皆で関わって支えて下さいましたね。本当に大変なデビューでお尻にいっぱい汗をかきました。

泉対:翌日に僕も木下先生のカルテを見て怖かったですね。この病院は平日も土日祝日も、当直医師が5人います。内科系・外科系の各当番医師が直接来院と救急車を含めた総合の窓口になっています。その他に、循環器センターと脳卒中センターの先生方はそれぞれ救急隊直通の電話を持ってスタンバイしていますし、ICU当直として心臓血管外科の先生もいます。
僕は1回目の当直で既に心停止している状態の方が搬送されてきましたね。各科の垣根が低いので、困ったら他の4人いる当直の先生方が助けてくれます。当直は恐いのは恐いけれど、バックアップがしっかりしているから安心です。

人と人とのつながりを大事に―。その姿勢が働きやすさにつながる。

――リクルート活動をしている学生さんに、アピールやメッセージをいただけますか

泉対:入ってきて一番思ったことは皆の雰囲気がいい。どうせ2年間研修するなら雰囲気がいいところが良いと思います。
先輩の先生も看護師とかコメディカルも皆優しいし、コミュニケーションが取りやすい。この病院の大きなポイントだと思います。
あとは、自分のやりたいことができる病院なので、自分の進みたい科が決まっていなくても、経験しながら自分のやりたいことを見つけられます。外科系を目指す人は是非来てほしいですね。私は心臓血管外科がいいと思って入りましたが、実際に回ってみて麻酔科も面白いなと思い始めて迷っています。

木下:ほとんど泉対先生が言ってくれていますが、若い先生方も新しく増えて、先輩の先生のバランスが良くなっていると思います。ベテランの先生もいらっしゃるし若い先生もいらっしる。若手の先生にはやはり聞きやすいのでたくさん聞いて、手技とかお手本とかだとベテラン先生は勉強になるなと思います。手技もたくさん経験できていい感じの研修環境なので、是非いらしていただきたいですね。もっといろんな人にこの病院のことを知ってほしいと思います。

堀江:病院選びをするときは面倒くさがらないでほしいです。その理由としては、自分が納得しないうちに病院を選んで、それが自分に合わないとなった時、頑張りきれなくなってしまうから。ある程度納得して選んだのなら、選択したのは自分なんだからと頑張れます。友人の中には、安易に選んでしまい、きつい病院に行って、もう辞めると言っている人がいます。
「箱」ではなく、「入って自分がどうするのか」という心構えを持っていけばいいんじゃないかと思います。
うちの病院でいうと症例もたくさん経験出来て、各科の垣根が低くて雰囲気がとても良いことがオススメできます。

西村:全部言われてしまいました(笑)。
1年目で2ヵ月しかまわってないのに病院がどうだというのもおこがましいですけど、絶対に実際に足を運んで見に来てほしいですね。
1回来てくれただけでも雰囲気は感じ取れると思うので、是非来てほしい。
自分も入ってよかったな〜と思ったので自信を持って勧められるので是非見学に来てみて欲しいです。

――では最後に、将来、どのような医師になりたいですか?

堀江「良医」です。私の中では、「名医」とそれを含めて「人格」で「良医」と位置付けています。気持ちだけでは患者さんを助けることはできないし、現場では逆もしかりだと思います。これは母校の東海大学のキャッチフレーズでもあります。

西村:私は、人間くさくありたい。結構、入り込みすぎるとか、そこまで頑張るのはよくないと言われてしまうけれど、ずっと、本当に患者さんと同じ目線を素直に感じられるような医師でありたいです。

木下:僕は、人間としてバランスのとれた医師になりたいと思っています。バランスにより善し悪しが別れることもあります。個人としての自分を大切にすることも、医師としての自分が成長する一つの形だと思っています。

泉対:僕は、手技などできた方がいいなと思ってここに入職してきたけれど、手技だけではなく、入職して思ったのは先ほども職場の雰囲気が大事だと言いましたけれど、患者さんとコミュニケーションが良くとれ、コメディカルともよくコミュニケーションがとれるような医師になりたいです。

――ありがとうございました。これからの未来に期待でいっぱいの研修医4名。
来年度は当院の募集枠は1名増え3名になります。
当院で第一歩を踏み出した医師がこの先羽ばたいて行かれることを応援しています。