令和6年度 千葉中央メディカルセンター 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 34 90 101 186 517 670 1531 1852 418
当院には小児科がないため、若年者の受診は外傷等に限定される。日本全体の高齢化を反映して、年齢区分も高齢層の患者数が増加傾向であり、年々その率が上昇している。100歳以上の患者も特に珍しくはない。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 154 23.56 20.78 21.43% 85.29
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし 101 18.23 16.40 6.93% 85.91
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 26 21.54 13.66 23.08% 84.35
030400xx99xxxx 前庭機能障害-手術なし 21 5.43 4.67 0.00% 72.43
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等-手術なし-処置2:なし 17 2.53 2.63 0.00% 38.18
患者の平均年齢が、80歳を大きく上回っており、PS不良から自宅退院が困難なため、療養型病院や施設入所を余儀なくされるケースが多いが、キーパーソンも高齢だったり身寄りがいなかったりのため、転院調整が遅々として進まず、平均在院日数が全国平均を上回ってしまっていることが課題である。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし 97 3.02 4.18 0.00% 72.01
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 73 20.07 17.33 5.48% 80.03
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし 66 2.53 3.07 0.00% 73.64
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:2あり-処置2:なし 28 2.29 3.27 0.00% 73.82
050170xx9910xx 閉塞性動脈疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし 25 2.40 3.61 0.00% 73.40
PCIやPTAのような手術を施行された患者群の平均在院日数は全国平均より短く、効率的治療を行えている。他方慢性心不全の保存的治療の平均在院日数が長いのは、やはり年齢の高さに起因している。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 61 3.43 4.54 0.00% 71.15
060335xx0200xx 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし 55 6.40 7.05 1.82% 67.91
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 26 2.00 2.57 0.00% 53.23
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:なし 25 11.28 14.81 0.00% 75.56
060150xx03xxxx 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 18 5.22 5.32 0.00% 51.56
平均在院日数は全国平均よりも短く、合併症の少ない手術が行えている。DPCの運用も効率的に行われているが、高齢患者では術後廃用症候群のため療養型病院への転院が必要なケースがある。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 155 33.83 25.29 21.29% 82.19
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-経皮的椎体形成術 59 19.44 19.46 6.78% 80.98
070343xx02x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎-内視鏡下椎弓切除術等-処置2:なし 51 12.02 11.25 3.92% 71.25
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし 41 19.66 19.16 14.63% 79.76
160760xx01xxxx 前腕の骨折-骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 26 5.77 5.95 3.85% 70.12
大腿骨警部骨折や腰椎圧迫骨折は高齢患者率が高いため、リハビリテーションによるFIMの向上が遅く、それゆえ平均在院日数が長めとなっている。透析のできない施設からの患者を受け入れていることも平均在院日数の延長に影響していると考えられる。急性期治療が終わっても自宅退院ができず、回復期リハビリテーション病院や療養型病院への転院率が高くなってしまっている。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)-手術あり-処置1:なし 16 3.81 4.65 0.00% 55.00
020230xx97x0xx 眼瞼下垂-手術あり-処置2:なし 11 2.00 2.74 0.00% 80.55
100100xx97x1xx 糖尿病足病変-手術あり-処置2:あり - - 47.54 - -
070071xx97xxxx 骨髄炎(上肢以外)-手術あり - - 33.46 - -
080010xxxx0xxx 膿皮症-処置1:なし - - 12.98 - -
平均在院日数は全国平均よりも短く、合併症の少ない手術が行えている。糖尿病治療の進歩により下肢の壊疽は減少し10症例未満となっている。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x20x 脳梗塞-手術なし-処置2:2あり-副病:なし 141 35.21 16.94 8.51% 76.55
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 45 48.07 18.68 26.67% 73.31
010060xx99x40x 脳梗塞-手術なし-処置2:4あり-副病:なし 41 40.59 16.89 17.07% 75.34
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 39 16.39 9.83 5.13% 78.72
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 27 12.37 6.89 14.81% 74.00
脳梗塞、脳出血はリハビリテーションによるFIMの向上に時間がかかる。当院は回復期リハビリテーション病床があるため、回リハ病床を持たない病院と比べるとその分平均在院日数が長く見えてしまっていることに留意が必要。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 329 2.99 2.49 0.00% 77.86
020180xx99x2xx 糖尿病性増殖性網膜症-手術なし-処置2:2あり 22 2.00 2.66 0.00% 72.73
020210xx99x1xx 網膜血管閉塞症-手術なし-処置2:あり 11 2.00 2.14 0.00% 76.64
020350xx99x1xx 脈絡膜の疾患-手術なし-処置2:あり - - 2.80 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患-手術なし - - 2.37 - -
高齢、合併症ありの患者は入院手術が必要だが、今後はさらに日帰り手術の比率を増やしていく必要がある。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-副病:なし 114 3.57 5.16 1.75% 61.60
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 101 2.01 2.45 0.00% 75.54
110080xx03xxxx 前立腺の悪性腫瘍-経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 99 2.04 2.59 0.00% 71.84
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 61 10.53 13.66 3.28% 76.44
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等-経尿道的前立腺手術等 48 5.75 7.77 0.00% 75.19
平均在院日数は全国平均より短く、合併症の少ない手術が行えている。慢性疾患に起因する感染症は療養型病院へ転院が必要となる場合が多い。平均在院日数の短縮のために効率的な転院調整が課題である。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 168 2.23 2.57 0.00% 69.86
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 122 5.56 8.88 1.64% 76.70
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎-処置2:なし 53 4.36 5.55 0.00% 41.77
060190xx99x0xx 虚血性腸炎-手術なし-処置2:なし 37 7.84 8.51 0.00% 69.95
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし 34 7.27 7.60 0.00% 69.32
ESD,ERCPの症例数は増加傾向にある。平均在院日数は全国平均を下回っており、効率的治療が行えている。超高齢者の場合には回復の見込みがなく療養型病院への転院を要することが多い。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり 41 12.66 13.77 0.00% 63.76
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし 21 17.24 16.40 4.76% 82.95
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡-処置2:なし-副病:なし 19 11.74 13.07 0.00% 61.32
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 14 18.64 13.66 0.00% 77.36
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:なし 12 8.67 10.46 0.00% 66.83
平均在院日数は全国平均を下回っており、効率的治療が行えている。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 34 - - 14 - - 1 8
大腸癌 25 20 31 10 13 - 2 9
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃癌に比べ大腸癌におけるStageⅢ、Ⅳの多さは、GIFの受診率とCFの受診率の差が原因となっていると思われる。CF受診の啓蒙は今後の課題である。肝癌、膵癌は5症例未満のためDPCデータに反映されていない。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 80 18.59 79.35
重症 48 16.60 82.42
超重症 18 18.17 84.72
不明 - - -
当然であるが、重症患者のほうが高齢となっている。平均寿命の伸びと共に今後重症患者の率が増加すると思われる。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 264 43.72 77.40 14.70%
その他 15 44.60 79.07 1.43%
発症から日数が経過してからの受診では、ADL改善が不良で在院日数が延長傾向となる。そのような患者で転院率が低いのは残念な転帰となることによる。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 72 1.19 1.76 1.39% 72.18
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 27 0.70 1.07 0.00% 72.89
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 21 1.00 3.43 0.00% 71.38
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 15 0.80 0.93 6.67% 75.20
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 13 0.31 13.39 0.00% 77.46
不安定狭心症以外の定型的治療における平均術後日数は短く、良好な経過である。
不安定狭心症では術後も薬物療法等コントロールに時間を要している。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 81 0.70 4.89 1.23% 69.04
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 62 0.07 2.36 0.00% 70.97
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 28 1.86 11.79 0.00% 76.32
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 19 0.00 1.00 0.00% 53.42
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 18 0.22 4.00 0.00% 51.56
TAPP等の定型的手術は手術当日の入院が多く、術後合併症も少ないので入院期間も短く済んでいる。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 etc. 116 2.41 31.72 18.97% 81.45
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 etc. 65 2.22 31.05 16.92% 80.83
K142-4 経皮的椎体形成術 62 3.66 14.44 6.45% 80.68
K131-2 内視鏡下椎弓切除術 55 1.47 10.24 3.64% 70.76
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 etc. 45 2.11 6.49 4.44% 64.13
骨折は緊急入院がほとんどであり、入院から手術までの日数がかかる場合があるのは致し方ないところだが、大腿骨近位部骨折について診療報酬がついたことも理由の一つではあるが、かなりの短縮を実現できている。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 13 1.00 1.77 0.00% 57.23
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) - - - - -
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4センチメートル以上 - - - - -
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) - - - - -
K333 鼻骨骨折整復固定術 - - - - -
ほとんどの手術が日帰りでありDPCに反映されない。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 40 0.63 17.60 2.50% 79.95
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 - - - - -
慢性硬膜下血種は緊急入院が多いが、手術に関してはある程度待機が可能な場合が多いことが術前日数に反映されている。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 330 1.00 0.99 0.00% 77.82
比較的若年で合併症のない患者に対しては、今後は日帰り手術にシフトしていくと思われる。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 123 0.49 2.48 2.44% 61.62
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 111 0.52 5.81 5.41% 67.74
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 100 0.04 1.00 0.00% 71.83
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 61 0.44 4.46 0.00% 78.59
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) 52 0.65 4.90 1.92% 75.31
ほとんどの手術が当日入院で施行されている。発熱・尿閉などによる緊急入院や合併症があったり、術前抗生剤投与を要したり、自宅が遠方などの場合を除き、ほぼ当日入院である。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 154 0.14 1.24 0.00% 70.84
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 72 1.06 9.03 5.56% 79.93
K654 内視鏡的消化管止血術 41 0.44 12.71 7.32% 71.51
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 32 0.09 1.91 0.00% 67.09
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 30 0.17 2.57 0.00% 75.37
胆道ステント留置術の平均術前日数は準待機的に行われる症例があるからである。内視鏡的消化管止血術と胆道ステント留置術の平均術後日数と転院率は、入院前からのPSが良くなく、療養型病院への帰院または転院調整が必要であることが原因である。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 28 0.52%
180010 敗血症 同一 33 0.61%
異なる 28 0.52%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 27 0.50%
異なる - -
敗血症、DICの発生率には変動はあるが概ね変化なし。手術合併症の発生率も良い成績と考えられる。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
921 853 92.62%
整形外科の下肢の手術、血管外科での下肢ASOの手術等特殊な症例以外では100%実施である。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
814 676 83.05%
末梢の静脈からの採血が困難、あるいは肥満のためや創傷のため鼠径動静脈からの採血が困難で、CVライン確保時に採血した検体しか提出できなかったケースがある。
それでもICTの啓発活動により、前年よりかなり2セット率が向上した。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
548 430 78.47%
痰や尿や便がすぐに採取できなかったが、可及的迅速に抗生剤を投与する必要があると判断された可能性が考えられる。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
84030 357 0.42%
高齢認知症患者の率が高い病院であり、様々な防止策を行ってさらなる減少に努めている。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
84030 8 0.01%
高齢認知症患者の率が高い病院であり、様々な防止策を行ってさらなる減少に努めている。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,081 1,068 98.80%
主病名による感染症で入院し、抗生剤が定時で投与されて手術室に入室して来る患者がいる。その例を除けば100%である。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
80180 82 0.10%
超高齢で栄養状態全身状態の悪い患者が多いため、一定数はやむを得ない。大事なことはD3にまで進展させないことである。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
3,979 1,366 34.33%
連休の最初のほうに緊急入院した患者のアセスメントが連休明けになることはやむを得ない。1泊2日の検査入院で病院滞在時間が24時間未満なケースも最近は多く、そういった患者の栄養アセスメントを迅速に行うことに人的リソースを割かれ、入院期間が長くなることがわかっている患者のアセスメントが後回しになる傾向もある。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
70,819 2,202 3.11%
身体拘束最小化に取り組むことが重要であるが、高齢認知症患者が多く、ゼロにすることには困難がある。
更新履歴
2025/9/25
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。