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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

看護師の一日の様子などもご案内

http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

外科(消化器外科/乳腺外来)
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当院の外科の役割

当科ではさまざまな消化器疾患に対して多職種が有機的に機能するチームとして診療にあたっています。コメディカルも栄養士、理学療法士、ケースワーカーなど回診に同行し、患者さんそれぞれに対応、検討しています。NST(栄養サポートチーム)も積極的に活動しており、常に栄養状態の評価が行われています。

手術室スタッフ 術前訪問、入室時の申し送り、タイムアウト実施、手術中の患者管理、器械出し、退室時の申し送り
病棟スタッフ 術前・術後ケア、状態把握、化学療法の実施、吸引、体位交換、衛生管理、ドレーンなどの管類の管理、輸液・輸血の実施
ME 機器の保守点検、人工呼吸ウイニングの管理、精密機器の管理など
ICU 術直後の病態管理、呼吸、循環、などのモニタリング、ドレーン類の管理
NST 入院時の栄養アセスメント、周術期の栄養管理
リハビリ 術後の身体機能の維持、回復
薬局 調剤、混注、化学療法レジメン、スケジュールの管理

そして、診療部の多くの科との連携で成り立っています。

当科で多い消化器疾患

急性胆のう炎

上腹部痛や背部痛で来院されることが多いです。それまでに胆石を指摘されたことがなかった方も、あるいは以前から胆石があるといわれていた方もいらっしゃいます。日本人の胆石保有率は1000万人を超えると考えられ、1年間にこの1〜3%に胆道感染症が発症すると報告されています。
急性胆のう炎の成因の90〜95%は胆嚢結石で、診断基準は

A 右季肋部痛、圧痛、筋性防御、Murphy sign
B 発熱、白血球数またはCRPの上昇
C 急性胆のう炎の特徴的画像診断所見

などで診断されます。
つまり、お腹を触診して、採血検査をして、超音波やCTなどの画像検査を加味して診断するわけです。 1年間に無症状の患者さんの1〜2%,軽症状を有する患者さんの1〜3%が、重篤な症状、あるいは急性胆のう炎、急性胆管炎、高度黄疸、膵炎などの合併症を発症するとされています。

急性胆のう炎の診療指針

  1. 急性胆のう炎では、原則として胆嚢摘出術を前提とした初期治療を行う。
  2. 黄疸例や全身状態の不良な例では、一時的な胆嚢ドレナージも考慮する。
  3. 重篤な局所合併症(胆汁性腹膜炎、胆嚢周囲膿瘍、肝膿瘍)を伴った症例、あるいは胆嚢捻転症、気腫性胆のう炎、壊疽性胆のう炎、化膿性胆のう炎では、全身状態の管理を十分にしつつ緊急手術を行う。
  4. 中等症では初期治療とともに迅速に手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術が望ましい)や胆嚢ドレナージの適応を検討する。
  5. 軽症でも初期治療に反応しない例では手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術が望ましい)や胆嚢ドレナージの適応を検討する。

となっています。
また、急性期に胆嚢摘出術を行わかった症例でも胆嚢結石合併例では、再発防止のために炎症消退後に胆嚢摘出術を行うことが望ましいとされています。
(参考:「急性胆管炎、胆嚢炎の診療ガイドライン」医学図書出版株式会社 )

大腸がん

【発生】
現在大腸がんの発生について、国際的にはadenoma-carcinoma sequenceが広く認知されている。
これは腺腫から複数の遺伝子変化が集積して癌が起こるとするもので、APC遺伝子異常が腺腫の発現に、K-ras遺伝子(発癌遺伝子)異常が腺腫の増大と異型度の増強に、p53遺伝子(癌抑制遺伝子)異常が癌化に、DCC遺伝子およびその他の遺伝子異常が浸潤、転移に関与するというものである。
わかりやすくイメージすると正常の大腸粘膜にポリープができて、だんだん大きくなってポリープの一部に癌ができる感じです。 これ以外に非ポリープ粘膜からde novo に発生する癌もあり、表面型、特にUc型癌にはde novo carcinoma(癌は最初から癌であるという説)が多いといわれている。 また過形成性ポリープ、や鋸歯状腺腫を介した発癌経路(serrated pathway)も想定されているし、炎症性腸疾患における癌化・発育進展には異なる経路が考えられている。
(参考:胃と腸 vol.43 no.13 200)

実際によく問題になる大腸ポリープについては、現時点では5mmより大きい腺種は可能な限り内視鏡的切除を行う。 5mm以下の隆起型、および表面隆起型のポリープは、基本的には摘除の必要はなく、経過観察でよい。
5mm以下の表面陥凹型病変も可能な限り内視鏡的切除を行うが、sm癌(粘膜下層に浸潤した癌)である可能性もあるので、要注意 とされています。
(参考:「消化器疾患 治療のエビデンス」文光堂)

内視鏡的切除が不可能な場合は外科的な治療が必要となります。大腸がんの治療ガイドラインはホームページでも公開されています。
(大腸癌研究会 http://www.jsccr.jp/guideline/index.html
外科手術が必要な大腸癌も進行度にはいろいろありますし、患者さんの全身的状態はそれこそ千差万別です。

本年度12月時点まで当院での大腸癌手術症例をみてみますと、

68歳 女性 直腸癌 パーキンソン症候群 車椅子生活
79歳 女性 直腸癌 脳梗塞、左片麻痺、てんかん、直腸癌に対して他院で内視鏡的治療後残存再発
62歳 男性 S状結腸癌 肝臓、肺、骨同時性転移
70歳 女性 S状結腸癌 肝臓同時性転移
65歳 女性 S状結腸癌
84歳 男性 S状結腸癌 転移性肝癌 狭心症 陳旧性肺結核
73歳 男性 直腸癌 海外で2週間イレウス(腸閉塞)状態で帰国
82歳 女性 S状結腸癌
72歳 男性 S状結腸癌 脳梗塞 左片麻痺、急性化膿性髄膜炎
73歳 男性 S状結腸癌 2型糖尿病、脳血栓症、陳旧性心筋梗塞
66歳 女性 S状結腸癌 同時性肝臓転移、肺転移
91歳 女性 S状結腸癌 イレウス 右大腿骨頚部骨折術後
67歳 女性 直腸癌
81歳 男性 RS癌 陳旧性前壁中隔心筋梗塞、認知症、インスリン治療 車椅子
84歳 女性 横行結腸癌イレウス
79歳 女性 S状結腸癌 不安定狭心症、冠動脈ステント治療後、心臓弁膜症、慢性腎不全、慢性心不全
73歳 男性 直腸癌
72歳 男性 横行結腸癌 狭心症、冠動脈ステント治療後、他院で検査中に狭心症出現
48歳 男性 上行結腸癌
79歳 男性 下行結腸癌
84歳 男性 S状結腸癌
79歳 男性 横行結腸癌 脳梗塞 右片麻痺、イレウス
67歳 女性 直腸癌

このように様々な基礎疾患をもち、心臓血管、脳血管障害に対する治療を受けられている患者さんが多いことがわかると思います。人口構成の高齢化に伴いこの傾向はますます進むと考えられます。当科は循環器科、脳神経外科と連携しながら、このような患者さんにも外科的治療の可能性を追求し、バックアップしています。

当科で多い一般外科疾患

鼠径ヘルニア

いわゆる脱腸といわれることもあります。「鼠径ヘルニア」という疾患で圧倒的に男性に多く、鼠径部という下腹部の膨隆をきたす疾患です。下腹部がふくらんでいるために、泌尿器科を受診することも多く、泌尿器科の先生から外科に紹介される方も多いです。
3〜4cmほどの鼠径管という下腹部の構造の中に精索と腸骨鼠径神経などが含まれています。鼠径管を構成している構造が腹圧に耐えられなくなって、ヘルニアが生じると考えられています。
腹腔の内容が腹壁の鼠径部を通じて膨らんでいるわけです。すべてのヘルニアの約75%は鼠径部に発生します。「立っているときに膨らんで、横になると戻る」とおっしゃって来院される方がほとんどです。
鼠径ヘルニアの根本的な治療は手術治療しかありません。手術方法も進歩してきて、現在ではヘルニア治療用の人工繊維のメッシュを使用することが多くなりました。局所麻酔と静脈麻酔を併用し日帰り手術で治療する施設も多くなってきました。
(ご参考画面:http://www.hernia.jp/

乳腺外来

マンモグラフィーや超音波検査、エラストグラフィー、乳房MRIを用いて、検診から精密検査まで対応しています。

主な対象

■乳腺腫瘍:乳がん、線維腺腫、葉状腫瘍
■乳腺炎、乳腺膿瘍

乳がん治療について

■手術治療(乳房温存療法を含む)
■乳がん術後補助化学療法、ホルモン療法、術前化学療法
■分子標的薬による治療

などの診療をおこなっています。

2007年4月から設備の充実と病理医の協力のもとで、迅速病理診断が院内で可能となりました。これにより、色素法、RI法併用のセンチネルリンパ節生検が実施されております。
乳房温存部分切除の断端の判定やセンチネルリンパ節転移の有無を迅速診断いただいております。

医師紹介

常勤医師

長田 俊一

  • Shunichi Osada
役職 外科主任部長、消化器センター長
専門分野 一般・消化器外科、大腸外科
資格 医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員
日本大腸肛門病学会指導医・専門医・評議員
日本臨床外科学会評議員
日本外科代謝栄養学会評議員
日本静脈経腸栄養学会評議員
がん治療暫定教育医・がん治療専門医
アメリカ内視鏡外科学会メンバー

松葉 芳郎

  • Yoshiro Matsuba
役職 副院長、外科部長、診療部長、地域医療連携室長
専門分野 一般・消化器外科
資格 日本外科学会指導医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本超音波医学会超音波指導医・専門医
ICD制度協議会認定インフェクションコントロルドクター(ICD)
検診マンモグラフィ読影認定医
日本医師会認定産業医

松田 充宏

  • Mitsuhiro Matsuda
役職 人間ドック科部長 兼務
専門分野 一般消化器外科、乳腺
資格 日本乳癌学会乳腺専門医
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会指導医
日本消化器外科学会消化器がん治療認定医
人間ドック健診情報管理指導士
日本人間ドック学会認定医
検診マンモグラフィ読影認定医

鈴木 洋一

  • Yoichi Suzuki
役職 医長
専門分野 外科全般
資格  

間宮 俊太

  • Toshitaka Mamiya
役職  
専門分野 一般消化器外科、消化器内視鏡
資格 医学博士
日本外科学会指導医・認定医・外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科指導医・専門医
消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡指導医・専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
日本医師会認定産業医
日本大腸肛門病学会専門医

服部 陽

  • Yo Hattori
役職 医員
専門分野 外科全般、救急診療
資格 日本外科学会専門医
日本救急医学会救急科専門医

非常勤医師

  • Masato Yamazaki
資格・専門分野 医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
肝胆膵外科高度技能指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本胆道学会指導医
がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本内視鏡外科学会評議委員
日本腹部救急医学会評議員
国際外科学会日本部会幹事
膵臓内視鏡外科研究会世話人