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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
受付時間
午前8時15分〜

※来院前に必ず各科の診療時間をご確認ください。

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http://www.ccmc.seikei-kai.or.jp/

  • 当院は2012年10月に日本医療機能評価機構ver.6.0による認定更新をしました。

薬剤部インタビュー

薬剤部 佐藤友光子さん入職9年目(2011年2月3日取材)

前回のインタビューで佐藤(貴子)さんに、
薬剤部の24時間体制(当直体制)による患者さまへのメリットを中心にお話いただきました。
佐藤(貴子)さん同様、入職9年目の中堅どころである佐藤(友光子)さんに、
薬剤師としての普段の取り組みなどについても話を聞きました――。
(取材日:2011/02/03)

――まず始めに、佐藤さんのお仕事内容について伺います。薬剤部の中でどのような仕事を担当しているのですか?

佐藤私は今、外科や脳神経外科・口腔外科を主な対象となる2階第1病棟を担当しています。患者さんに抗がん剤や麻薬、手術に際してのお薬の説明をします。

簡単に薬剤部全体を説明すると、主に2つに業務が分かれています。
1つは調剤室で行う業務。内服薬や調剤鑑査と看護部の補助として混注(点滴薬剤を混ぜる)・ルートを付ける(チューブなどをセットした状態で病棟に渡し看護師の手間を省く)業務と、薬品請求等の在庫管理と情報提供を行います。
もう1つは、病棟で行う業務。患者さんに内服薬の管理や指導を行います。
この2つの業務を15名の薬剤師がローテーションで担当しています。
その他に、大学の薬学部(現在は6年制に変更)の5年生が実務実習として2ヶ月半の間病院に来るので、担当として、実習内容の調整や計画の立案・指導といった業務もあります。

患者様へ安心を感じてもらえる24時間体制

――日進月歩で新薬も開発されていると思いますが、情報はどのように把握していますか?

佐藤医療の現場で大切なことは、チームワークです。一部のスタッフだけが勉強熱心というのではだめなんです。チームワークを維持する姿勢が薬剤部には有って、皆が勉強したことを情報共有し、全体のレベルを上げ続けています。
情報を入手する方法として、所属している病院薬剤師会から毎月会報誌が配布されるので、まずそこで学会や研修会の報告内容など最新の情報を知ることができます。あとは学会や薬剤メーカー主催の勉強会・講演会に参加して、ガイドラインの変更や新薬の発売、治療方針を聞くなど、勉強する機会はたくさんあります。

――業務も忙しいと思いますが、勉強会に実際に参加することができるのですか?

佐藤確かに日々の業務に追われて参加できない事もあります。でも勉強する環境は整っていますね。
業務のあと参加する勉強会や、出張扱いで参加する勉強会など、病院から一部費用をサポートしていただいて参加しています。それ以外に自主的に個人として実費を払って遠方の勉強会に参加することもあります。

薬剤部全体のチームワークの良さは、自ら勉強して得た情報を、薬剤部の中でさらに勉強会を開きスタッフに伝え合うところから出ていると思います。月に1回薬剤部内で、薬品メーカーに薬の勉強会を開いてもらったり、自分で学んだことを皆に伝える機会も作って情報共有しています。その他に回覧方式で薬品情報がまわり、いつでも閲覧できるように、月に一度それらを資料としてまとめています。


命に関わる現場。判断の基本は患者さんのQL向上

――普段、どのようなことを心がけて仕事していますか?

佐藤薬剤師として知識や技術はもちろんのこと、患者さんとのコミュニケーションを一番大事に心がけています。また命に関わることなので、調剤ミスの無いよう細心の注意を払っています。
患者さんに行う服薬指導では、まず臨機応変に対応することですね。当たり前ですが、患者さんは皆さん性別も病歴も違いますから、一人一人に合った服薬指導を心掛けています。
例えば、些細なことかもしれませんが、目が不自由な方には朝・昼等と点字シールを作って薬の袋に貼ったり。骨折や麻痺などで手先が不自由な方には、切り込みを入れるなどの工夫をしています。
それから薬剤師が命と関わる瞬間というのは調剤のミス。
たとえ同じ薬・同じ患者さんであっても、人によって日によって患者さんの不安が異なることもあります。やはり大切なのは患者さんが納得・安心して服薬することだと思います。患者さんのQOL(生活の質)の向上を心がけながら、都度、判断しています。

薬剤師が命と関わる瞬間というのは調剤のミスがあると思います。
薬の名前が似ている時点で間違えたり、量の単位がいろいろあるため、バイアルの量を間違えて調剤するなどが可能性として挙げられます。これらを防ぐためにダブルチェックをかけます。薬剤師同士で、調剤した者と別な者が鑑査を行い、さらに配薬カートに入れる者とチェックする者を別な人にするなど。患者さんに配薬する係が別にいるので、渡す時もチェックをかけることになります。
また、日常業務としては、薬剤部はチームワークが良く仕事がし易いので、だからこそできる業務の改善は何かと常に意識しながら仕事をするようにしています。

――1年前から当直も始まりましたが、当直帯はどのような仕事をするのでしょうか?

佐藤救急外来にいらした患者さんへお薬を説明しながらお渡ししたり、病棟の急変患者さんへの投薬、緊急手術時の麻薬の用意などが主な業務です。
千葉市から病院が請け負っている外科・整形・内科の夜間救急当番日には、一晩で20件前後の直接来院の患者さんと救急車が来ますし病棟からの要請も入り、殆ど寝むれない日も。稀にですが、外来調剤の無い日もあります。患者さんの病歴や体質、年齢や投薬歴などあらゆる点が様々で、調剤・服薬指導を行う上で色々なケースを考慮し、臨機応変に経験に沿った迅速な判断が求められます。当直では全てを一人でこなしていかなくてはならない状況であるため、とても注意を払い大変な業務です。
15名の薬剤師が交替で1名づつ当直に入りますので、月に2回くらい当番が回ってきます。当直の日は、24時間勤務になるんですよ。朝8時半に出勤して日常の業務をこなし、夕方の5時半から翌朝8時半まで当直として業務に就いています。当直を始めるにあたっては私達が安全に働けるよう環境にも配慮していただき、薬剤部の部屋はもちろん鍵がかかりますし、ソファーベッドが入り、SECOMの緊急ボタンも設置していただきました。

――薬剤師になって良かったこと、充実感はどのような時に感じますか?

佐藤患者さんに「貴方に担当してもらって良かったわ、ありがとう」と言われた時や、自分たちが勉強会などで得た知識をお伝えすることで喜んでいただいた時です。働きながら勉強を続けるのは大変ですが、そのような時に日々個人の時間を割いて勉強してきた甲斐があったと嬉しくなりますし、知識を高めることや日々の変化にやりがいを感じます。

――調剤薬局ではなく病院薬剤師というスタイルを選んだ理由について教えて下さい。

小さい時は薬を飲むことが苦手で錠剤も飲めなかったので、逆に薬に興味がありました。それに日々進歩していく業界であることにも興味がありましたし、人と触れあうことが好きなので患者さんと接する薬剤師になりたいと中学生の頃から漠然と思っていました。

今は私にとっていかに多くの知識を吸収するか、大切な時期だと思っています。
処方箋を見た時に患者さんのケアや医師がどういう経緯で薬を出したか不明場合には、病院薬剤師でしたらすぐ医師に確認できますので、深く知識を高めることが可能だと思いました。
ただ、病院のイベントと重なると非常に忙しくなりますし当直もありますので、立場が変わり家庭を持つと、勤務時間から考えて調剤薬局等も選択肢に入ってくるかもしれません。
薬剤師は、結婚・出産等の変化する生活スタイルに合わせて一生働いていける仕事だと思います。


命に関わる現場。判断の基本は患者さんのQL向上

――モチベーションを保ち仕事を続ける上で、ストレスの解消にどのようなことをしていますか?

佐藤ストレスはあまり感じないですが、ジムに通って運動をしたり、習い事をしています。小さい頃から20年以上書道を習っていて、書道をすることで無の境地で精神統一でき、仕事が大変な時も忘れられます。今は准師範。師範を取るまで頑張るつもりです。
あとは普段休みがあまりとれない分、年に一度程、海外に行きます。アメリカ、イタリア、オーストラリア、近場で、韓国・台湾、などに行きました。GWや年末年始等のいわゆる大型連休では、連休が丸ごと休めることはまずありません。
例えば年末年始5日間でも、3人づつ当番出勤しますので1〜2日、出勤になります。忙しいですが休める時にきちんと休むことで仕事にも生活にもメリハリが付き、頑張る気持ちに繋がっていると思います。

――病院には27の委員会がありますが、佐藤さんは委員会に所属していますか?

佐藤私は保険診療委員会、業務改善委員会と、化学療法安全推進委員会に属しています。これらのうち薬剤師として関わっているのは化学療法安全推進委員会です。
化学療法には、レジメンと呼ばれる抗ガン剤の種類や投与量、投与期間・手順などを指示する計画書があります。委員会ではその計画書の設定を検討します。また、医師から新たな抗がん剤の使用希望があった場合に、薬剤によって異なってくる治療法に応じる為に必要な情報収集や手順を検討し医師や看護師・薬剤師がスムーズに連携できるよう、模索しています。

委員としてではなく薬剤師の立場で、安全で適切な治療を行うためにレジメンの確認や調剤鑑査と抗がん剤の混注にも関わっています。抗がん剤治療を受けている入院患者さんには副作用情報を提供したり、薬の投与スケジュールを説明する服薬指導も行っています。
化学療法チームのメンバーは半年か一年で交替するようにしています。抗がん剤の輸液毎・ケース毎に異なる対応が求められる投与に対し適切な量・必要物品は何か、また新たに医師との話し合いで決まったこと等は、他の薬剤師にも知らせ常に薬剤師間で知識の差が出ないよう情報を共有しています。


――今後どのような新しい仕事に取り組みたいですか?

佐藤外来に化学療法室ができてもうじき2年が経ちます。外来の患者さんには混注業務で関わりますが、まだ薬剤師が直接お話できる場は今の時点では設けていません。今後は、外来の化学療法を受けにいらっしゃる患者さんにも、副作用情報などを分かりやすく指導できればいいなと思っています。


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