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医療法人社団誠馨会
千葉中央メディカルセンター

〒264-0017
千葉市若葉区加曽利町1835-1
TEL:043-232-3691
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病院ニュース

病院ニュース
第49号(2014年01月15日発行)
外科 ヘルニア外来 鈴木洋一
〜鼠径ヘルニアはごくありふれた病気の一つ〜

 鼠径ヘルニアとは、“脱腸”のことです。
 子供の病気と思われがちですが、大人になっても脱腸は起き、ありふれた病気の一つです。日本では年間約16万人の方が手術を受けています。

 足の付け根を“鼠蹊部”といい(図1参照)、この部分が貼れてしまったものが鼠径ヘルニアです。どうして晴れるのかといえば、多くの場合は、“腸”が鼠蹊部に出てきてしまうことによります。
 鼠径ヘルニアの症状は立ちあがたt時やお腹に力を入れた時、鼠蹊部に柔らかい腫れを感じます。初めはこの腫れは指で押さえると引っ込むほどの者ですが、次第に不快感や痛みを伴うことがあります。腫れは普通引っ込みますが、嵌頓(かんとん)といって引っ込まなくなる人も稀にいます。

 鼠径ヘルニアは、手術以外に根治的な治療がないものの、手術は比較的容易で入院期間も短いことから、生活の質を考慮すれば積極的に手術治療を行った方が良い疾患です。先ず診断は、場合によって超音波やCTを行いますが、多くは特殊な検査を必要とせず問診と触診により診察できます。

 次に、当院で行われている鼠径ヘルニアの治療について話を続けます。鼠径ヘルニアは自然には改善せず、頻度は少ないですが、嵌頓(元に戻らなくなる)可能性もあります。(図2参照)日常生活に不便が無ければ治療を急ぐ必要はないものの、早めに治療することをお勧めします。
 鼠径ヘルニア手術(孔をふさぐ)方法には2通りあります。大きくは①従来法と②人口膜を用いた手術です。
 ①従来法
塗ってふさぐ、昔からある方法です。メリットには人口膜のような異物が少なくて済みますが、デメリットとして、引き連れ感、再発率が高い、術後安静時間が長い が挙げられます。
 ②人口膜を用いた手術
上記デメリットはほぼ解決し、現在では主流となっています。

 当院でも、人口膜(メッシュ)を用いた手術を行っています。麻酔は腰椎麻酔で行い、手術時間は約1時間です。入院期間は1週間以内で、手術翌日から歩行できます。食事制限も手術当日のみです。退院後は抜歯はいりません。日常生活は大丈夫ですが、運動は2〜3週間控えてください。術後、翌々日からシャワーも浴びて大丈夫です。

今後の取り組み:
 鼠径ヘルニアの手術は再発率ゼロではありません。(一般的に数%の再発の可能性があると言われています)当院でも、再発ゼロを目指しかつ術後の疼痛の少ない手術を行って参ります。

外科 ヘルニア外来 鈴木洋一

病院ニュース バックナンバー
号数 発行日 テーマ
50号 2014.05.07

新院長のご挨拶

49号 2014.01.15

〜鼠径ヘルニアはごくありふれた病気の一つ〜

48号 2013.08.15

人間ドックの活用を
〜ゆとりを持って がん と向き合うために〜

47号 2013.05.07

生活習慣病の予防/改善に「メディカルフィットネス」

46号 2013.01.20

救急医療体制の確立により地域医療に貢献

45号 2012.09.01

病院内の委員会紹介

44号 2012.05.30

特集:(シンポジウム)患者さま参加・協力による医療安全への取り組み

43号 2012.03.20

特集:(出張)公開セミナー

42号 2012.02.20

特集:肝臓ガンとC型肝炎

42号 2012.02.20

クリスマスコンサートが実施されました!

41号 2011.07.30

特集:人工透析療法室

41号 2011.07.30

平成22年度外来待ち時間調査結果報告

40号 2011.04.18

特集:退院支援サービス

40号 2011.04.18

被災地へ『医療救護班』を送りました(288KB)

39号 2011.03.22

外科特集:大腸がん/早期がんの多くは内視鏡治療でほぼ完治

39号 2011.03.22

X線CT更新しました

39号 2011.03.22

入院アンケート結果報告(H22年10月実施)(349KB)

38号 2010.12.20

外科特集:胃がん治療に最新の治療法

38号 2010.12.20

千葉市消防局ICT実験に協力

38号 2010.12.20

平成22年度 外来患者さま満足度アンケート調査結果報告(6170KB)

37号 2010.07.30

【特集:脊椎脊髄センター】

37号 2010.07.30

ロコモティブシンドロームを回避しましょう。

36号 2010.04.15

【特集:糖尿病センター】

36号 2010.04.15

【当院救急外来の現状と取り組みシリーズ3】

35号 2010.02.25

【特集:インフルエンザ感染対策;一番大切な『うがいと手洗い』】

35号 2010.02.25

【当院救急外来の現状と取り組みシリーズ2】

35号 2010.02.25

【外来患者さま満足度アンケート調査 結果報告】

34号 2009.11.30

専門領域に広がり!!
三叉(さんさ)神経痛・片側顔面けいれんに微小血管減荷術

34号 2009.11.30

【当院の救急外来の現状と取組みシリ-ズ1】

33号 2009.07.01

第21回コミュニティ講座 「ウソ!ホント! お肌(皮膚)の常識Q&A(7026KB)

33号 2009.07.01

H20年若葉区民祭り・アンケート調査結果(2131KB)

33号 2009.07.01

『熱中症』ピークは7月下旬〜8月上旬(2103KB)

32号 2009.04.01

第20回コミュニティ講座「老後の問題/出るの?出ないの?漏れるの?漏れないの?」(2985KB)

32号 2009.04.01

最新式の『血管造影装置』が増設されました(1490KB)

31号 2008.12.15

狭心症の新しい治療(2208KB)

30号 2008.07.25

メタボ健診もいいけれど・・・がん検診を受けましょう!!(2553KB)

30号 2008.07.25

『外来化学療法室』のご案内(919KB)

30号 2008.07.25

入院患者様へのお食事調査結果のご報告(655KB)

30号 2008.07.25

64列マルチスライスCTシステム導入しました(1600KB)

29号 2008.04.10

第19回コミュニティ講座「見くびると怖い脂肪肝!!」激増が予想されるNASH(非アルコール性脂肪肝;ナッシュ)を注視(2985KB)

28号 2008.01.20

メタボの先に潜む心臓病(3035KB)

28号 2008.01.20

H19年若葉区民祭り/健康測定コーナーも盛況!(アンケート結果)(1616KB)

28号 2008.01.20

若葉消防と合同の秋季防災訓練に消防ヘリも参加しました!(1645KB)