2023/07/20
人間は年をとると骨が脆くなります。特に女性では閉経後にホルモンバランスの変化によって骨粗鬆症が進行します。骨粗鬆症を放置していると腰椎圧迫骨折(いつの間にか骨折)や大腿骨頚部骨折などの脆弱性骨折(転倒などの軽微な外傷で生じる骨折)が起こりやすくなります。骨粗鬆症の国内の患者数は、 女性980万人 、男性300万人と言われていますが、きちんとした診断を受け、治療を行っている人はわずか200万人程度です。
皆さん、骨密度の検査をできるだけ早く受けてください。そして骨粗鬆症と診断されたならすぐに治療を開始してください。早期発見、早期治療することで脆弱性骨折を未然に防ぐことができます。当院では最新式の骨密度測定機械を導入していますので是非一度、骨密度を測定してみてください。
骨粗鬆症になる方には特徴があり、「加齢や閉経」「最近、背が縮んできた」「運動不足」「喫煙や飲酒の習慣がある」などの他、「糖尿病」や「消化器疾患」もリスクとして挙げられます。
骨粗鬆症になると、転んだり、尻もちをつくだけで骨折する可能性があります。人によっては、くしゃみや咳で折れてしまう方もいます。
目に見えない不安を消すためにも、一度、骨密度を測定されてはいかがでしょうか?