2025/10/20
骨粗鬆症を放置していると腰椎圧迫骨折(いつの間にか骨折)や大腿骨近位部骨折などの脆弱性骨折(転倒などの軽微な外傷で生じる骨折)が起こりやすくなります。骨粗鬆症の国内の患者数は1590万人(女性1180万人 、男性410)万人と言われていますが、きちんとした診断を受け、治療を行っている人はわずか139万人程度です。当院でも大腿骨頚部骨折や腰椎圧迫骨折で救急搬送され、手術を受ける患者さんが後を絶ちません。
皆さん、骨粗鬆症は加齢による病気です。骨密度の検査をできるだけ早く受けてください。そして骨粗鬆症と診断されたならすぐに治療を開始してください。早期発見、早期治療することで脆弱性骨折を未然に防ぐことができます。当院では最新式の骨密度測定機械を導入していますので是非一度、骨密度 を測定してみてください。
そして運動は、骨に適度な刺激を与えて骨密度を保つだけでなく、 骨折リスクの高い前屈姿勢を予防したり、 筋力やバランス 能力 を高めることで 「 転倒 に よる骨折 」 という 最も 大 きなリスクを減らす働きがあります。そのためリハビリ課 は とくに運動に注目し、骨粗しょう症予防に役立つ運動 4選を紹介したいと思います 。
気持ちの良い秋、運動を始める絶好のチャンスです。骨の健康づくりを、この秋から一緒に始めてみませんか?
① 骨密度維持のため衝撃運動:かかと落とし
② 骨折リスクの高い前屈姿勢改善:背伸び運動
③ 筋力強化:ハーフスクワット
④ バランス向上:片脚立ち