千葉中央メディカルセンターニュース 第97号

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千葉中央メディカルセンターニュース 第97号

2026/07/20

1・2面:特集: 脊椎内視鏡手術

高齢者社会を迎えた日本では脊椎の変性疾患は増加の一途をたどっており、様々な合併症を抱えた高齢者の患者さんにはできるだけ傷が小さく、出血も少なく手術の負担が小さい内視鏡手術が良い適応になりました。当院でも徐々に手術数が増え、2021年には脊椎内視鏡手術を行った患者さんの合計は1,000例を超えました。2025年12月時点で合計1,341例の手術を行っています。
内視鏡ステムも第1世代から第3世代へと徐々に進化し(現在は3D内視鏡)、3台の内視鏡システムを使用して脊椎内視鏡専門医(私と河野先生)を中心に脊椎外科指導医4人で手術を行っております。また、より安全に手術を行えるように手術用のナビゲーションシステムを併用し、脊椎内視鏡手術を行っています。さらに手術時間を短縮するために他の施設ではほとんど行われていない、術者が2人で同時に違う部位の手術を行う内視鏡同時タンデム手術も2014年から行っています。多椎間に病変のある患者さんを同時に手術できるため手術時間が半分で済みます。
そして、より低侵襲で手術を行える新しいシステムも7 月から導入されます。これはFESS(Full Endoscopic Spine Surgery)と呼ばれ、当院で現在行っているMED(直径16㎜)の半分以下の7-8 ㎜の皮膚切開で手術が行えます。傷が小さい分、術後の創部痛や筋肉痛が軽くなり、術後ベッド上での安静にする時間や入院期間が短縮すると報告されています。
今後はこのFESSシステムを使用し腰椎椎間板ヘルニアを始め、腰部脊柱管狭窄症や頸椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚髄症などに適応を拡大していく予定です。それでは皆さん、脊椎疾患でお困りのことがありましたら一度、千葉中央メディカルセンターの脊椎センターや整形外科を受診してみてください。

3面:診療報酬改定

2026年6月に診療報酬改定が行われました。診療報酬改定は2年に一度見直され、改定ごとに定められた基本方針に沿う形で進められていきます。改定における方向性としては以下の4点となります。
① 日本経済が新たなステージに移行しつつある中での物価・賃金の上昇、人口構造の変化や人口減少の中での人材確保、現役世代の負担の抑制努力の必要性
② 2040年頃を見据えた、全ての地域・世代の患者が適切に医療を受けることが可能かつ、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制の構築
③ 医療の高度化や医療DX、イノベーションの推進等による、安心・安全で質の高い医療の実現
④ 社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和

4面:Information

第20回セコム合同研究発表会
6月20 日(土)に新宿NS ビルにて第20回セコム医療・介護グループ合同研究発表会が行われ、当院からは3演題3名の職員が発表を行いました。普段中々出来ない他院の取り組みを知ることが出来、コミュニケーションも取れ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
後期高齢者医療制度
2026年8月1日から使用する資格確認書または、資格情報のお知らせを送付します。
資格確認書・資格情報のお知らせについてのお問い合わせは千葉県後期高齢者医療広域連合コールセンターまたは、お住いの市(区)町村後期高齢者医療担当課へ。
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